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2006.09.27 償い
心にナイフをしのばせて 心にナイフをしのばせて
奥野 修司 (2006/08)
文藝春秋

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先日テレビでチラッと紹介されてるのを見て、かなり興味を持った本です。内容は、1969年に当時高校1年生の少年が同級生をナイフでめった刺しにし、首を切り落とすという事件がありました。事件後の被害者の家族や加害者を描いたルポルタージュです。

被害者の母親はその後記憶障害になって精神的に不安定な状態となり、妹はリストカットを繰り返し、家庭は崩壊してしまった。
一方の加害者は現在どうなってるかというと、なんと弁護士となり、大きな事務所を経営してるそうです。
更生し立派に弁護士となったのなら、少年法で守った甲斐があったのかなとか思いそうですが、そんな話でもないみたいです。未だに謝罪もなく、賠償金は支払われてないそうです。

まだこの本を読んでないので、詳しい内容は分かりませんけど、なんかやるせないですね。更生するとはどういうことを意味するのでしょうか。社会的成功=更生ではないと思いますが。

殺人を犯した人間が弁護士になれるというのも驚きでした。調べてみると、禁錮以上の刑に処せられたものはなれないが、当時少年だったので、これには当たらないみたいです。

事件後、加害者の周りにいる大人達は、彼に何を教えたのでしょうか。なぜ謝罪がないのだろう。賠償金が支払われないのだろう。過去を振り返らず、未来だけを見つめて生きていきなさいとか教えたのだろうか。

西武グループの堤義明元会長の裁判の時に、裁判長がさだまさしの「償い」という歌を聴いてみて下さい、みたいなことを言ってたと思いますが、この弁護士もぜひ聴いてもらいたいものです。
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