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2006.09.28 悪いひとたち
最近はテレビドラマなどほとんど見ないからよく知りませんけど、昔のドラマなんかで借金が返せないから生命保険に入って自殺させられたなんて話がありました。でも、所詮こういうのはテレビの中だけの出来事だとか、現実であったとしても裏の社会の人達だけの出来事でよほどの場合じゃなければ普通の人達には関係ないと思ってました。

金融庁の調査によると、2005年度に消費者金融大手5社(アコムアイフル武富士プロミス三洋信販)が、借り手の自殺によって3649件の生命保険金の支払いを受けていたことが分かりました。保険金で借金を返済させてたわけですね。

平成17年に自殺者数は32552人ですから、自殺者のうち11人に1人は借金苦で自殺に追い込まれてると考えられます。3649人という数字も、大手5社からの聞き取りだけですから、中小までも含めるともっと増えることは確実です。

こんな会社が堂々とテレビで宣伝してるのですから、とんでもない時代です。何でもありですね。モラルもへったくれもありません。
サラ金と生命保険会社は「消費者信用団体生命保険」という保険契約を結び、借り手が死亡した場合はサラ金が保険金を受け取るようになってるそうです。中には借り手が気付かないまま、サラ金と保険会社が契約を結んでた事例もあったそうです。

こんな会社が東証1部に上場してます。完璧におかしいですね。そもそも、後ろめたい思いで人目に付かない場所でコソコソやってるならともかく、なぜサラ金がこんなに堂々と人様の目に付く場所に出てこれてるのでしょう。

グレーゾーン金利というものがあります。
利息制限法で定められた上限金利を超えてるけど、出資法で定める上限金利には満たない金利のことです。
サラ金業者のほとんどはこのグレーゾーン金利で貸し出しをしてます。

利息制限法では
元本が10万円未満の場合は年20%
元本が10万円以上100万円未満の場合は年18%
元本が100万円以上の場合は年15%
と定められていて、これを超える利率で計算された金額の超過部分は無効と定められてます。

出資法では上限は29.2%と定められてます。

貸し手が利息制限法を上回る金利で貸し出しても、出資法の上限金利以下であれば刑事罰が科せられません。
出資法の上限の29.2%を超えた場合に初めて、「5年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金」となります。契約しただけで刑罰が科され、貸金業の登録取消・業務停止等の制裁が科されるため、サラ金もこの金利を超えて貸し出すことはないそうです。これを超えて貸し出す業者を闇金というそうです。

今年に入ってから金融庁は、貸金業規正法施行規則の改正を行うことを表明した。そして、金融庁がまとめた貸金業規正法改正案では、サラ金業者を厳しく取り締まるはずの改正案が、サラ金業者を保護するかのような内容になっていた。グレーゾーン金利を撤廃するまで、改正法施行後3年間の経過期間が設けられ、その後も小額短期の融資には28%の特例金利を最長5年間認めるものだった。つまりあと8年間はグレーゾーン金利での貸し出しに太鼓判を押したようなものです。これに抗議して金融庁の後藤田正純政務官は辞任した。
その後、紆余曲折あって、最短で3年後にグレーゾーン金利をなくし、利息制限法の上限で一本化し、小額短期の融資の特例金利を25.5%とし、特例期間を当初案の5年から2年に短縮することで落ち着いたようです。今後は国会で審議されます。結局抜け道をいっぱい作られて、骨抜きの改正案になるんでしょうね。

ここまでしてサラ金を守ろうとする動きがあるのが恐ろしいです。自民党・金融サービス制度を検討する会(甘利明代表)に所属する議員から金融庁へ圧力があったと言われている。同会顧問を務める保岡興治・元法務大臣がテレビ番組で特例金利の維持を訴えた。また、同会事務局長を務める西川公也・元郵政民営化担当副大臣は民営化後の郵貯資金を貸金業界に流すべきだと主張している。

グレーゾーン金利を撤廃すると、消費者金融の貸出金利が下がることで融資の際の審査が厳格化し、消費者金融に融資を断られた人がヤミ金に手を出すと主張して、撤廃に反対している。また、自民党では金融調査会長を務める金子一義・元行政改革担当大臣が同様の主張を行い、グレーゾーン金利を擁護している。

本来なら国が動いて国民が融資を受けやすくなるようにしなければならないのに、その役目をサラ金にさせて救済機関のような役割をさせようとしている。全く理解できません。議員はサラ金から金貰ってるから有利になるように物事を運ぼうとしてるんだろうけど、これがあり得ないでしょう。こいつら金さえ貰えば何でもやるのか。俺にはモラルや常識が著しく欠如してるように感じられます。

先日発足した安部内閣の山本有二金融・再チャレンジ担当相は、「金利引き下げで借りられなくなった人が、(ヤミ金融の)犯罪被害にあう可能性もある」と述べ、利息制限法の上限を上回る金利が改正後5年間続く自民案に理解を示した。

ヤミ金融の被害にあう可能性もあるって、それを何とかするのがお前らの仕事だろ。闇金に行かないように国が救済措置を設けたり、対策を練るとか考えはないのだろうか。この大臣今すぐ変えた方がいいだろ。こんな考え方してるやつが、この国の金融政策の最高責任者のポストに座ってるなんて悪夢ですね。美しい国づくり政府の第一歩はサラ金の保護から始まるんだろうか。郵政族議員や道路族議員、農林族議員なんていうのは昔からいたけど、遂にサラ金族議員まで出てきましたね。

サラ金の何が問題かというと、本来金を借りる必要のない人間までが簡単に借りれるような環境にあって、容易に多重債務者を産み出せるというのが問題だと思うのですが。お金借りる必要があって本当に困っている人間を救うのはサラ金の役目じゃなくて国の役目だろ。

サラ金っていつのまにこんなに市民権得たのでしょうか。サラ金がこれだけはびこってる国って世界で日本だけじゃないのかな。政治家の尽力があったことは容易に想像できます。駅前なんかサラ金とパチンコ屋ばっかりだし、美しい国づくりなら一番始めにそこから手を付けてもらいたいです。

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」という漫画でかなり昔にサラ金の話があって、サラ金ばかりあるサラ金通りみたいなのがあって、そこに小学生が当たり前のように金を借りにくるなんていう話があったのだが、近い将来現実になりそうで恐ろしいです。
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